キッズナーサリー通信
KN蒲田駅前園【とうきょう すくわくプログラム活動報告①】
KN蒲田駅前園では、ひよこ組(0歳児クラス)・うさぎ組(1歳児クラス)で東京都の事業である『とうきょう すくわくプログラム』に参加する事になりました。
内容としましては、各園が設定するテーマに沿って乳幼児の興味・関心に応じた探究活動を実践することで、乳幼児の成長・発達をサポートしていくものになります。
下記がポータルサイトですので、詳しくはこちらでご確認いただけます。
https://www.sukuwaku.metro.tokyo.lg.jp/」
とうきょう すくわくプログラム活動報告書
〇活動のテーマ
・『身近な音への興味関心を観察する』
・テーマの設定理由『乳児中心に行うため、0歳児でも反応が分かりやすいテーマにしました。』
〇活動スケジュール
・8月~12月までの期間、毎月『音』をテーマに、季節に沿った内容で行う予定です。
〇8月活動報告
『水風船を使い、夏ならではの音を感じる』
〇活動のために準備した素材や道具、環境の設定
・水風船、ビニール袋、タライ、水
8/13(水) 実施クラス:うさぎ組(1歳児)・くま組(2歳児)
①保育室内で、タライの中に水風船をたくさん入れて提供しました。
まずは、ふだん保育室にないものがあるので、興味津々で手に取る子どもたち。
1つ1つ色の違いを確かめていました。
②手に取った水風船の感触を確かめ、頬に当ててみたり、両手に持ち水風船同士ぶつけてみたりして、そこから発する音や、ぶつけた手応えを確かめていました。
保育者が擦ってギュッギュッという音が出るのを見せると真似をして同じようにやってみたり、タライを手に持って集めた水風船をタライの中で転がしてみる姿も見られました。
③色んな色があることに気付き、友だちと交換する姿も出てきます。
<職員の振り返り>
・感触遊びにはなっていたが、ただ楽しんでいる感じで、音を感じるまではいっていなかったかもしれない。
・ぐにゅぐにゅした感触は子どもが安心するのだと感じた。
・普段と違うものがあることで楽しめたのではないか。
・独特な音はしていたので、そこへの反応はあったと思う。
・保育者が擦って音を出すのを見て、同じようにやってみたら音が出るのかと真似する様子があった。
・音が出ているのに気付き、擦ったり、振ってみたりしてカシャカシャいうのを発見していた。
・水遊びの時に、割れても大丈夫な環境でやったら楽しいかも。
・目の前で風船を膨らませたらもっと楽しいかもしれない。
8/15(金) 実施クラス:ひよこ組(0歳児)
①最初は見慣れない水風船に戸惑っていて、保育者が目の前で擦って音を出してみると、驚いて嫌そうな表情で遠くへ投げてしまう様子も見られました。
②次第に慣れて、自分から触ってみようとする姿が見られるようになりました。
両手に持って振り、水の音を楽しむ様子もありました。
<職員の振り返り>
・音が鳴っても気にしない子どももいたが、音を怖がり中々触れない子どももいた。
・手で持って振ってみた時に、中から聞こえる水の音に気が付き、一瞬驚いた表情で水風船を見て、笑顔になっていた。
・当初大きな音を怖がっていて触れなかった子どもも、少しずつ危険な物ではなさそうだと感じて触れるようになっていった。
8/18(月)、21(木) 実施クラス:うさぎ組(1歳児)
①前回の実施の振り返りから、水遊びの際に水風船も一緒に提供しました。
今回は新たにビニール袋に水を入れた物も一緒に用意してタライに入れました。
タライの中の水に手を浸して涼みながら、水に浮かんでいる水風船を手に取り、重さや感触を確かめる姿が見られました。
持ち手のゴムの部分で束ねて集めようとする姿もありました。
②ビニール袋の方は思ったよりも触り心地が良く、ひんやりとしてぐにゃぐにゃした感触もありました。擦るとやはりキュッキュッという、水風船よりも高い音が出るのが分かり、保育者がやるのを見て、子どもたちも真似する姿がありました。
<職員の振り返り>
・玄関先で水遊びと一緒に行うことで、部屋でやった時よりも存分に楽しめていたと思う。
・水に濡れることで水風船が滑りやすくなっていて落としてしまう姿があったが、そこも楽しんでいた。
・ビニール袋が案外破れなくて、感触も気持ちよかった。
・ビニール袋と水風船はどちらも擦ると良い音がして、子どもも音に反応していた。
・水風船は口を留めるのが難しいので、準備しておかないと難しい。